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山形空港(旧海軍神町航空基地、神町空港、おいしい山形空港) [├空港]

  2004年9月訪問 2018/5/5更新  

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撮影年月日1948/05/21(USA M1073 60)  
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)

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SkyVector.com

山形空港は、元々旧帝国海軍舞鶴鎮守府神山練習飛行場として発足しました。

防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 舞鶴鎮守府航空基地現状表」
の中で、当飛行場について一部次のように記載がありました。

基地名:神町 建設ノ年:1944-10 飛行場 長x幅 米:1,700x1,000内1700x60コンクリート 主要機隊数:小型練90 中型 主任務:教育作戦 隧道竝ニ地下施設:居住、指揮所、電信所、燃料庫、爆弾庫、倉庫、工業場 運搬路13.000米 掩体:中型隠蔽25 中型無蓋28 小型隠蔽50 其ノ他記事:飛行場居住区間ニ鉄道線路ヲ挟ミ約1.5粁

また、防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-77 終戦時に於ける海軍飛行場一覧表 昭35.6.29調

には、「神町空開隊(S19.12.5)(昭19建)」とありました。 

大戦後米軍に接収され、後に空自が運用するようになり、昭和39年に民間空港になりました。

民間空港としても40年の歴史があります。

当初は全日空、東亜国内航空が就航。

建物は非常に古く、売店などもほとんどない閑散とした雰囲気でした。

でもオイラはこういう少し寂れた雰囲気が好き。

輸送実績の推移を見ると、利用客数は、平成10年には55万人だったが、年々かなりの減少を続け、

4年後の平成14年には28.3万人と、ほぼ半減している。

(追記・H19年に仙台空港が鉄道接続となり、山形空港の利用客がさらに奪われてしまうのではないかとされています。H18年度は19.9万人

貨物取扱量も同様の傾向。山形新幹線が平成11年に新庄まで延伸した影響なのだろうか。不況の影響もあるのだろうか。

自衛隊などが共同運用していれば、周辺の交通環境の変化とか、景気とかはあまり関係ないのですが、

現在の山形空港は純粋な民間空港なだけに少し心配。


朝6:50。まだ会館前。

 

8時、会館したので早速館内に入った。展望デッキ入り口手前にこんな一角が。B727とB767の比較が紹介されていた。

乗客、荷物はB767の方が1.5倍も多く積めるのに、燃料の使用量が同じと書かれていた。技術の進歩はすごい。

 

展望デッキ。展望デッキ入り口に開閉バーはあるが、無料だった。広々としている。すごく歴史を感じさせる建物だった。

 

PBB。 

 

雪国ならではの表示。


空港出口に、「ひこうき公園→900m」という標識があったので、行ってみることに。

 

ひこうき公園到着。

 

この公園はランウエイエンドに位置している。

着陸した飛行機がほとんど音もなく滑走して来て、ここでクルリと向きを変え、エプロンへと向かって行った。

 

結構広々としたきれいな公園だった。


          山形県・山形(おいしい山形)空港          

    ビュー:☆☆★★★  
展望デッキは広々としており、フェンスも低く、ベンチも飛行機が見やすいように設置されていて見学しやすい。無料。ただし本数が少ない。

    施設:☆☆☆★★  
歴史を感じさせる建物。こじんまりしていて利用しやすい。
土産物しかない。行った時間が早かったせいか、パン販売の表示は出ていたが、まだ並んでなかった。航空関連グッズはまったく無し。
ターミナルビル前に大きな無料駐車場が整備されている。

    マニア度:☆☆☆★★  
展望デッキ手前の「みんなの空港広場」がイイ。空港を説明するディスプレー、エンジンのコンプレッサー、タービンブレードの実物が展示されている。
「ひこうき公園」もイイ。風向きにより、迫力のある離陸上昇か、ファイナル・アプローチが拝める。

    総合:☆☆☆★★  
かなり内陸部に位置する空港。日本の空港の中では珍しい部類に入る。地方都市郊外というロケーション。周辺は工業団地。
東北では仙台空港に次ぐ歴史のある空港。なんとなく歴史の重さを随所に感じさせる。飾り気や派手さのない、堅実な東北気質を感じさせる雰囲気がある。

山形空港データ
設置:国土交通省 管理者:山形県
3レター:GAJ
4レター:RJSC
空港種別:拠点空港/特定地方管理空港
運用時間:8:00~19:30
所在地:山形県東根市羽入字柏原新林
標 点:N38°24′43″E140°22′16″
標 高:105.1m
面 積:91ha
滑走路:
神町飛行場当時:1,500mx300m(芝) 「日本海軍航空史」より
現在:2,000m×45m
磁方位:01/19
航空管制周波数
・飛行場アドバイザリー 
 山形レディオ 122.70 126.20
・航空路管制
 東京コントロール(東北セクター)118.90 135.90

沿革
1942年    旧日本海軍の神町飛行場建設、練習用飛行場として使用
1945年    終戦。戦後は一時米軍が使用後、防衛庁第六師団が使用
1962年07月 10日 演習地の一部を飛行場用地として貸付を受ける形で、飛行場設置許可申請書を運輸大臣に提出
     10月 19日 神山空港設置許可
     11月 5日 着工
1964年03月 工事完成
    04月 1日 空港管理事務所設置
    06月 1日 山形地方気象台神町空港分室が発足
       8日 神町空港として供用開始(第三種F級空港・滑走路1,200m・空港運用時間07時50分~16時20分)
    07月 1日 東京便開設(全日空・F-27型機)
1965年03月 山形空港に改称。
     04月 1日 空港名称変更に伴い気象台も山形地方気象台山形空港分室となる
1969年03月 6日 陸上自衛隊第六飛行隊神山移駐。空港施設使用開始
    04月 1日 運用時間 8:30-16:30
1970年   進入角指示灯など照明施設設置
1971年   YS-11就航対策として滑走路嵩上げ、拡幅。誘導路、エプロン新設
1972年11月 29日 VOR/DME完成。また翌年にかけて、滑走路灯等の飛行場照明施設設置
1973年05月 1日 滑走路延長1,500m
1976年10月 25日 ジェット機導入方策として、国内初のグルービング工事完成
    12月 1日 全日空東京便にB737型機就航(ジェット化)
1979年03月 20日 LOC/T-DME完成及び進入灯を設置
    05月 26日 東亜国内航空、大阪便開設
    07月 24日 山形県管理の第二種B空港に指定
    10月 8日 東亜国内航空、札幌便開設
1980年03月 23日 RVR完成
    04月 1日 山形空港管理事務所を山形空港事務所に改称。ターミナル地区及び第6飛行隊施設の西側移転
1981年04月 1日 滑走路延長2,000m
    09月 1日 土木施設変更(R/W強度等)供用開始
1983年06月 1日 空港運用時間延長(08時00分~19時30分)
1984年07月 1日 新ターミナルビルオープン。T/WA/Pの変更供用開始
    09月 27日 A/P面積変更供用開始
    12月 1日 標準式進入灯外照明施設変更供用開始
1986年08月 1日 着陸帯拡幅(300m)供用開始
1987年02月 12日 中型ジェット(B-767型機)対応滑走路強度強化。接地帯灯の供用開始
1988年09月 10日 県警ヘリ用誘導路の供用開始
    12月 29日 ILS(無線電波による航空機の着陸誘導装置T-DME、GP)供用開始
1990年03月 8日 PAPI供用開始
1991年12月 31日 北側駐車場A完成
1992年02月 20日 ターニングパッド拡幅供用開始
    04月 2日 転回灯新設供用開始
      24日 名古屋便開設(日本トランスオーシャン航空・B737型機)
    07月 1日 山形新幹線開業
1993年03月 4日 旋回灯新設供用開始
1994年07月 1日 開港30周年記念式典
1995年04月 1日 関空便開設(日本エアシステム・MD-81型機)
    05月 10日 名古屋便日本トランスオーシャン航空から日本航空へ移管
1996年06月 2日 福岡便開設(日本エアシステム・MD-81型機)
     09月 25日 グルーピング補修
     12月 13日 滑走路延長閣議決定(2,500m)
1997年02月 14日 利用者1,000万人達成
     03月 25日 北側駐車場B完成
1998年04月 1日 消防防災航空隊発足
    06月 1日 函館便開設(6月~10月季節運航。中日本エアラインサービス・F50型機)
2001年04月 1日 名古屋便日本航空からジェイエアへ移管
2002年03月 29日 緑地整備完成「ひこうき公園」
     11月 1日 東京便廃止(全日空、山形から撤退)
     12月 10日 進入灯火改良工事
2003年04月 1日 東京便運航再開(日本エアシステム・MD-80,90シリーズ)
    12月 5日 オーバーレイ(1,710m)
      25日 滑走路灯他改良
2004年06月 2日 雄飛航空のヘリコプターが不時着しようとして墜落
     10月 15日 滑走路中心線灯一部改良
       27日 オーバーレイ(290m)
2005年01月 31日 配光検査機器設置
2006年01月 10日 飛行場灯台・風向灯更新
    04月 1日 航空気象業務再編に伴い仙台航空測候所山形空港出張所に名称変更
2007年03月 15日 簡易進入灯更新
     11月 22日 ILS(LOC・T-DME)更新
2008年12月 10日 距離灯更新
2009年11月 1日 伊丹便4往復から3往復に減便
2010年10月 31日 札幌便、名古屋便運休(ジェイエア・CRJ200型機)
2011年03月 11日 東日本大震災。当空港に被害なし
       17日 日本航空インターナショナルの東京線に臨時便が運航開始。乗客の急増に対応するため、
        運航機材を平時のジェイエアのE70から従前の日本航空インターナショナルの小型ジェット機
       (MD-90など)へ切り替え。定期便と合わせ9便に
       19日 日本航空インターナショナルが需要に対応するため、B767を機材繰りし、期間限定で東京線に導入
       29日 全日空が中部、伊丹線を期間限定で就航。後に札幌便も臨時開設
    04月 8日 運用時間を通常より4時間延長(6:30-22:00)に変更
    05月 22日 全日空臨時便(中部国際、伊丹、千歳)すべて終了
    07月 東京線・大阪線中型機から小型機CRJ・ERJ70運航に戻る
    12月 12日 エプロン照明灯更新
2012年05月 31日 灯火用電源装置高質化
2013年07月 31日 山形空港利用拡大推進協議会、フジドリームエアラインズに名古屋線の定期便就航などを要望
2014年03月 30日 名古屋便運航(FDA)、東京便1往復から2往復に増便
2014年03月 29日 山交ハイヤーによる山形空港シャトルの運行開始
       30日 東京線が朝夕2便化。フジドリームエアラインズ名古屋線復活
    05月 29日 愛称「おいしい山形空港」制定
    06月 26日 駐機場1機当たりの面積を従来の2.4倍に拡大。機種にかかわらず同時に6機の受け入れが可能に

関連サイト:
山形空港   
国土交通省東京航空局/山形空港   
Wikipedia/山形空港    

この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 舞鶴鎮守府航空基地現状表」
防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-77 終戦時に於ける海軍飛行場一覧表 昭35.6.29調


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コメント 7

catenamas

いつも楽しみに読んでます!
by catenamas (2005-09-11 04:13) 

とり

コメント&nice! ありがとうございますー。
ホント嬉しいです。オイラもお邪魔しに行きますよ。
by とり (2005-09-11 17:25) 

ばう

山形・・・・そう聞いただけで懐かしい響き。飛行機がちゃんとありましたねー。(笑)
無事で何よりでした(^O^)/
by ばう (2005-09-11 18:04) 

とり

飛行機ちゃんとありましたよ (^^
地方の空港に行くと、展望デッキにいる間に結局1機も飛行機見なかった・・・なんてことはざらで、羽田みたいにエプロンにたくさんの飛行機が駐機してる方が珍しい空港なのだと実感します。
同じく岩手県内の庄内空港も行きましたお。ココがもう、素晴らしい空港でした。10月中旬にアップ予定ですのでお楽しみに!
by とり (2005-09-11 18:25) 

かみねんど

どこの空港も、
ついついチケット買って飛んでいきたくなっちゃうんですが
私だけでしょうか。
by かみねんど (2005-09-16 23:26) 

とり

^^)/  ハイ!
オイラもそうです!
コメント&nice! ありがとうございました。
by とり (2005-09-17 10:00) 

とり

nkj-kさん いらっしゃいませ~ヽ(*´ヮ`)ノ
TB ありがとうございます。
by とり (2007-10-12 10:11) 

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