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青森県立三沢航空科学館 [■旅行記]

 

三沢空港でゲットしたパンフで,偶然「航空科学館」というものが近くにあることを知った。

本当はこの後,太平洋無着陸横断の出発地である淋代海岸に行こうと思っていたが,

航空科学館がすぐ近くなので,まずそちらに行ってみることにした。

 

12:15 科学館到着。三沢空港から10分もかからなかった。実は大して期待してなかったが(←失礼),すごく立派な建物だ。

 

施設前には太平洋横断成功者の記念碑。2人ともリンゴを持っている。

「太平洋無着陸横断飛行に挑戦した飛行士の勇気とこれを支えた三沢村民の遺徳を讃える。2004年3月 三沢市長」

と刻まれている。

ちょうどお昼なので,まずは施設内のレストランで昼食。従業員の方がすごく感じが良かった。

入場料500円を払って,館内に入る。

 

入ってすぐの所になんと,「航研・真紅の翼」の復元機が。

紹介ビデオを見ると,この機体は当時フランスが持っていた周回速度,距離記録を塗り替えたのだそうだ。

それまで航空機の開発競争は,常に大西洋をはさんで行われており,

日本が航空の分野で世界記録を達成したのは,これが最初のことであった。

1938年(昭和13年)5月13日(金)に離陸したこの機は記録を出すため,通常の風防がない。

また,主輪が完全引き込み式で,これはこの形式の飛行機としては世界初だそうだ。

記録を作るために3人の飛行士が乗り込み,約3日間操縦して記録を達成した。

飛行中は各部の故障が次々に発生したが,手の空いている者が修理をし,飛行を続けた。

千葉県の木更津飛行場を離陸し,周回コースは,

千葉県犬吠崎~群馬県太田市の中島飛行機本館上空~神奈川県平塚海岸の航空灯台を回る,一周約400キロのコース。

「なんでここに航研機があるの?」と不思議に思ったが,ビデオによるとこの機体の設計者である,かの木村秀夫氏,

それに製造者,操縦士はそろって青森県人とのことで,なるほどこの機は青森県と深いつながりがあるのだ。

展示機の製作に当たっては,できる限り当時の材料,製造方法を踏襲して2年をかけて完成させたのだそうだ。

これだけ大きな機体であるにもかかわらず,主翼,胴体表面は羽布で覆われている。

すっかり紹介ビデオに見入っていると,かなりお年を召した小柄なおじいさんがやって来て,

「これ,航研機ですか?」と尋ねられた。

ビデオで設計者,製造者,操縦士の名前が紹介されると,何度もうなずいていた。

今から思えば,当時のことなどご存知のようだったので,いろいろ聞いてみればよかった。

少なくともその時代の体験者のようだったし。

「どこから来たんですか」と問われ,「埼玉です」と答えると,驚いていた。(そりゃそうだ)

 

YS-11のコクピット。中に入れないよう,手前に柵がある。

各計器版のクローズアップが撮りたくて,デジカメを柵の中に伸ばしたら,警報が鳴ってしまい,あわてて腕を引っ込めた。

 

YS-11のキャビン。館内には展示機が数機あるが,体験施設の充実した科学館という感じで,飛行機一色ではない。

また,体験施設にはこわそうな女性が必ず張り付いていて,小心者のオイラにはとても近づく気になれなかった。

映画上映の告知があったが,それまで少し時間があったので,張り出されている来館者の感想を眺めることにした。

「従業員の態度が悪い」という酷評が随分貼られていた。しかしその反面,「とても良い」という意見も。

また,「所沢の施設と同じくらい良い」という意見や,「入館料が高い」とか,

「年間パスポートが欲しい」という意見もたくさんあった。

オイラも,もし地元にこんな施設があったらパスポートが欲しいと考えたと思う。

時間になったのでAVホールに入るが,結局オイラの貸切状態だった。

映画は2本立てで,両方とも太平洋無着陸横断に関するものだった。(映画の内容はこの後別の記事で書きます) 

 

映画を見終わり,施設の外に出てみた。敷地の庭もおそろしく広くてきれい。

子供たちが青々とした芝を走りながらあげる歓声がのどかだ。この庭に実機が数機展示されていた。 

 

ロッキードP-3。

P-3というと、対潜哨戒機だけど、この機は米海軍第7艦隊司令官が移動用に使用していた珍しいもので、

仕様が異なるらしい。

 

 ブルーインパルス仕様のT-2

 

日本語の警告文。

 

前から見た風防のアップ。ヘッドアップディスプレイが見える。 

 

ずらりと並ぶ展示機たちのしっぽ。手前から順番にF-104、T-2、ブルーインパルス仕様のT-2、F-1、P-3。

 

再び建物内に戻り,エレベーターで展望台に上がってみた。

非常に見晴らしが良いが、残念ながら三沢飛行場の滑走路は防風林に隠れ、見えない。

 

 

これも展望台で撮った写真。

こちら側の窓からは三沢基地が見えるはずだが,スモークガラスになっていて,「基地撮影ご遠慮ください」と書かれていた。

正面のガラスからは滑走路が見えず,こちら側はスモークガラスで基地が見えない。トホホ。売店でアイスを買い,施設を出た。

関連サイト:
青森県立三沢航空科学館


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コメント 2

イングランドのチャリーおじさん

航空科学館の屋外展示場に展示されている「Fー104 」の隣は、三菱高等練習機「T-2」ではないでしょうか、確かこれの派生型として「F-1支援戦闘機」はありましたけれど
by イングランドのチャリーおじさん (2005-12-31 11:02) 

とり

イングランドのチャリーおじさん 、いらっしゃいませ~ヽ(*´ヮ`)ノ
航空科学館のHPで確認したところ、オイラがF-1と書いたのは、手前から
T-2,T-2,F-1 でした。
ご指摘ありがとうございました。
by とり (2006-01-02 07:53) 

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